がんって遺伝するの?
がん抑制遺伝子もほかの種類の遺伝子と同じく、一個一個の細胞に、父親由来のものと母親由来のものとが、合わせて2個ずつ入っている。
https://sunge.hateblo.jp/entry/2019/12/28/165327
こんにちわ。すんげ教授です。
わたし、40代になっているんですが、この年になると
親とか周りの同世代の同僚などが、「がん(癌)になった」という話をよく聞きます。
かくいう、私の両親とも癌サバイバーであり、
母親は今まさに転移したがんと闘っている最中で、
つらい抗がん剤治療をしています。
とても辛そうなのに、懸命に耐えている姿には息子ながら感服します。
先日、私の親戚が、やはり癌で亡くなり、
その人はもう50代でしたが、まだ子供もおり、残念でなりません。
大腸がんから、肝臓と肺と複数回手術をして、最後は脳転移だそうです。
そこで気になるのは、遺伝ってするの?ってことです。
これは遺伝子的になりやすい人、なりにくい人がいるのかな?
結論から言うと、遺伝する癌もある
遺伝性腫瘍のほとんどは、がん抑制遺伝子の生まれつきの異常
が原因だそうです。
そして、
がん抑制遺伝子もほかの種類の遺伝子と同じく、一個一個の細胞に、父親由来のものと母親由来のものとが、合わせて2個ずつ入っている。
通常はこのどちらかが機能していれば、癌にはならないが、
両方が機能しなくなると癌細胞化してしまう。これが一つの遺伝性のケースだそうです。
自分が持っている変異のあるがん抑制遺伝子と、
変異のないがん抑制遺伝子のどちらかを次の世代に受け渡しますから、
1/2の確率で子どもたちに遺伝するとのことでした。
テレビなどで聞いたことがあるかもしれませんが、リンチ症候群とか、家族性大腸腺腫症、遺伝性乳がん・卵巣がん などがこれにあたるそうです。
こういうの悔しいですよね。ここまで技術が進んでいる時代で、
今の医療でも治せないのかなーなんて思います。
もしかしたら、自分もという方はがん保険などに加入されることをお勧めします。
遺伝とはかぎらない、生活習慣も要注意
遺伝だとはかぎりません。
生活習慣や生活環境がトリガーになっていることも多くあります。
- 喫煙、副流煙・・・肺がん、咽頭がんをはじめとする様々ながん
- お酒、薬・・・口腔、咽頭、喉頭、食道、大腸、肝臓、乳房のがん
- 加工肉、赤肉を毎日食べる、重症な便秘・・・大腸がん
- 塩分の多い食品(塩漬けなど)・・・胃がん
- 運動をしない・・・結腸がん、閉経後乳がんと子宮体がん
- ピロリ菌への感染・・・胃がん
- ヒトパピローマウイルスへの感染・・・子宮頸がん、腟がん、外陰がん、肛門がん、陰茎がん、中咽頭がん
- B型、C型肝炎ウィルス・・・肝臓がん
- 肥満・・・食道・膵臓・肝臓・大腸・乳房(閉経後)・子宮体部・腎臓のがん
- 成人後の体重増加・・・乳房(閉経後)のがん
- 高身長・・・大腸・乳房・卵巣のがん
- 化学物質(ダイオキシンとか、アスベストとか)
- 放射線
などなど、いっぱいあるのでこの程度にしてますが、
こう上げて いくと、怖くて何もできなくなってきます。
放射性物質が原因なのか
最後に記載した放射線などは、東日本大震災のときに放射性物質の拡散から
非常にメディアでよく見かけています。
ちょっと話が逸れますが、戦後の日本はどうだったんでしょうか?
やはり昔は放射性物質が高かったということがわかりますね。
グラフのドン尻は2011年ですが、きっと、また上昇しているんでしょうか。
そして、下記は平均寿命のグラフです。
こう見てみると、戦後は最低ですが
徐々に伸びていってますね、関係ないということは無いでしょうが
やはり医療の発展による寿命の延びが顕著なんでしょう。
まとめ
最後、少しというかだいぶ(笑)脱線していきましたが、
遺伝性というのもあるが、生活習慣と生活環境が大切であると結論付けてみました。
適度な運動、健康的な食事と、喫煙・飲酒・遊びはほどほどに。
*1:国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」